2014年8月26日火曜日

平成26年度宿毛市教育相談講座(および不登校指導担当者会)が開かれました。

8月12日(火)宿毛文教センターにおいて、
第2回不登校指導担当者会を兼ねて宿毛市教育相談講座が開かれました。

今年度は、高知大学准教授の 鹿嶋真弓先生 を講師にお迎えし、

『安心できる学級づくり -今までの取り組みにひと工夫-』と題した講義・演習をしていただきました。

講演では、まず「ことばが脳を支配する」体験を二人組で行いましたが、参加された先生方もにこやかに活動され、「ことば」の持つ力を実感されたようです。ちょっとしたエクササイズでしたが、

高知県内外の実践を紹介していただきました。

実践① 小学校での「学級目標づくり」や「学級力向上」の取り組み
      
実践② 卒業を間近に控えた中学校3年生の取り組み
     
  2つの実践に共通していること =「みんなでつくる」クラス



☆「子どもたちが安心できる学級とは」








☆承認感を高めるために
 ・何を承認するか? … 存在承認(あいさつする・名前を呼ぶ・うなずくなど)を
               前提として、「できていること」に注目して承認する。
 ・承認するために何が必要か? … 承認する機会をつくる(係活動などの責任
               を与えることで認められる機会が多くなる。)


☆学力の3要素
 ○基礎的・基本的知識    ○思考力・判断力・表現力    ○学習意欲

 知識や思考力は努力しだいで向上する。しかし学習意欲を向上させることは難しい。
                               ↓
 外発的動機づけ(他者からの賞罰など)よりも 内発的動機づけ (内面から起きる興味や関心)がより効果が上がりやすい。
   ↓
 「ビブリオバトル」が有効 (ビブリオバトルについては公式サイトで確認してみてください。)
  (この手法は教科でも応用できる。 例:社会科…戦国武将バトル、特産品バトルなど)
   ↓
 学習意欲だけでなく、コミュニケーション力やプレゼンテーション力も伸びることが期待できる。



以上の内容以外に、構成的グループエンカウンターのいくつかの活動を教えていただきました。



鹿嶋先生の実践を踏まえながらお話していただきましたので、イメージが浮かびやすくよく理解することができました。2時間の講演があっという間に感じられ、「もっと聴きたい」と思うほど、充実した内容でした。

鹿嶋先生ありがとうございました。

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