2014年6月23日月曜日

第1回 中学校教科担当者会(社会)

6/17(火)に第1回中学校教科担当者会(社会)が開かれました。

まず、今年度の取り組みを考えるにあたって、各校の担当者の先生方から以下のような意見を出していただきました。

・思考力をつける必要がある。さらに表現力も高めていく取り組みをどうすればよいかを考えていかなければならない。
・授業時数が(週3時間では)少なく、時間が足りない。家庭学習で、プリントなどの課題を出して、定着を図らないといけないと感じる。
・県版学テの設問に、資料の中から必要な情報を見つけ出し、思考させるものがあったが、そのような設問は難しい。
・知識的なことだけでなく、思考力をつける取り組みをしていかなければならない。
・(思考力の前段として)資料を読み取る力や知識をまずしっかりとつけなければいけない。知識に関しては、反復することである程度は定着する。
・思考力をつけさせるために、班での話し合い活動をしている。
・知識をまず固めることが大事。その上で、資料活用や思考力をつけることをめざす課題を提示し、力をつけていく取り組みを行っている。授業があった日の宿題として、ワークブックの問題を解かせることで知識の定着を図っている。授業では、知識と課題解決学習のバランスを考えながら行っている。


以上のような意見を参考に、今年度は「思考力・判断力・表現力をつけるための授業の工夫」について重点的に実践していくこととなりました。第2回の担当者会では、先進的な取り組みを行っている学校や授業を紹介したり、各校での実践資料を持ち寄り、情報交換をしたりしていく予定です。

続いて、西部教育事務所の段松指導主事より助言をいただきました。助言の要旨は以下の通りです。
・今、多くの情報の中から、必要な情報を取捨選択する力が求められている。
・教師が一方的に話しすぎる知識偏重の授業から、言語活動を充実させた授業に変えていく必要がある。別紙の資料を参考に、各自の授業を振り返ってみてほしい。
・つけなくてはいけない力は何かを意識することが大事。学習指導要領の解説をふまえて、つけたい力を明確化してほしい。
・(指導案作成について)まずは、教科の力をつけるのが基本である。その上で指導案の中にキャリア教育の視点を付け加えていくという流れで指導案を作成してみてはどうか。


次回の社会科担当者会は、11月の予定です。

また、よろしくお願いします。

2014年6月17日火曜日

第1回 中学校教科担当者会(国語)

6/13(金)に第1回中学校教科担当者会(国語)が開かれました。

まず、今年度の取り組みを考えるにあたって、各校の担当者の先生方から以下のような意見を出していただきました。

・書く力が弱い。テストなどでも分からなければ書かない生徒もいる。「これをやって何になるのですか?」と聴いてくる生徒もいる。
・高知県学力定着状況調査で2年の 9 の設問などは、「定着状況」を見る問いなのか疑問に思う。正解がないような設問ではないのか。
・無答率が宿毛市全体では、県よりも低い。無答率は「ねばり強さ」と相関関係があると思う。ねばり強さがある生徒は、問題も最後まで何とか解こうとする。
・書くこと、特に条件付けをされて書くことが弱い。
・自分のことばで表現することが苦手で、話せない生徒も多い。
・学年によって、差があり、二極化の傾向も見られる。図書室前に新聞を置くなど、新聞活用を進めているが、家で新聞を読まない生徒も多く、家族の中でも社会のできごとを話題にしない。そのためか、使える言葉が少ないと感じる。
・テストで、「抜き出す」と「まとめる」が区別できない生徒もいる。

以上のような意見を参考に、今年度は「書くこと」を重点的に実践していくことを確認しました。第2回の担当者会では、各校での実践資料を持ち寄り、情報交換をしていきます。



続いて、西部教育事務所の門田指導主事より助言をいただきました。助言の要旨は以下の通りです。
・今求められているのは、「根拠を明確にして書く」、「自分のものの見方や考え方を広くする」ことなどである。これは、国語科だけでなく、他教科や総合的な学習などと関連させながら、日常生活全般を通して育てていくものである。
・(国語科とキャリア教育の関連) キャリアの視点を意識して、実践することが大事である。資料としてつけている指導案の様式は、県下共通のものではないが、参考にしてキャリア教育の指導案を作成してほしい。指導案作成に関しては、まずは、教科の内容をしっかり書くことが大事、その上でキャリアの視点を入れていくという流れが適切だろう。
・(家庭学習について) 漢字の書き取り練習などの基礎的な宿題だけでなく、課題を与えて感想や考えを書かせてみるなどの取り組みも考えてみてはどうだろうか。




次回の国語担当者会は、11月の予定です。
また、よろしくお願いします。

2014年6月13日金曜日

第1回 中学校教科担当者会(英語)

6/10(火)に第1回中学校教科担当者会(英語)が開かれました。

まず、今年度の取り組みを考えるにあたって、各校の担当者の先生方から以下のような意見を出していただきました。


・「書くこと」が課題。表現に必要な「語彙力」が低いと感じる。
・語彙力については、語彙力のある生徒とない生徒の差が広がっていると感じる。語彙力をつけるために、朝学習等で単語学習をし、テストをしている。
・表現することへの抵抗感は少なくなっている。
・単語を正確につづることができない生徒がけっこういる。
・ローマ字でつまづいている生徒もいる。スモールステップで取り組む必要がある。
・毎日、宿題を課しているが、きちんとできている。
・書くことを重視して取り組んでいる。言ったことを書かないと身につかないため、授業の中で、多く書かせるようにしている。そのことで生徒のスピードが上がり、書くことに抵抗感も少なくなっている。
                    など

以上のような意見を参考に、今年度の取り組みとして、各校で「書くこと」を重点的に実践していくことになりました。また、語彙力を高める工夫を各校で考えてもらい、情報交換をしていくことも確認しました。


続いて、西部教育事務所の松本指導主事より助言をいただきました。主な内容は以下の通りです。
(高知県学力定着状況調査より)
・宿毛市の無答率は、県全体よりも低い。
・「発音できる(言える)」だけでなく「書くこと」を正確に指導していくことが必要。
 例えば、
 〇 単数と複数の整合性が取れていない解答も見られる。
  ( I read book. では単数なのか複数なのかが分からない)
 〇 つづりが不正確である。
 〇 代名詞の使い方
  ( I like his class very much. のような代名詞の使い方が理解できているか。)
 などのことをふまえて、指導してほしい。

(授業づくりについて)
・「単元でつけたい力」を明確化したり提示したりすることで、全国学力学習状況調査でも活用力が高くなる傾向が見られる。そのことから、「めあて」などを提示し、「ゴールイメージ」を生徒に持たせるように工夫しなければならない。
・CAN-DOリストを作成し、3年間で「やること」「できるようになること」をしっかりと押さえて欲しい。



担当者会の第2回は11月に開く予定です。各校で「書くこと」を中心に実践を重ねていただいたことをもとに情報交換をしていきますので、よろしくお願いします。


2014年6月9日月曜日

第1回 中学校教科担当者会(理科)

6/5(木)に第1回中学校教科担当者会(理科)が開かれました。

まず、各校の担当者の先生方が課題と考えている点や今年度取り組んでみたいこととして以下のような意見が出されました。

  ・科学的探究心を引き出したい。

  ・家庭学習ができない生徒にどう対応したらよいか。

  ・入試と学力テストがかけ離れていて、どちらにウェイトを
  置けばよいのか迷う。

  ・授業で学んだことを日常生活とどうつなげていくのかが課題。

  ・理科嫌いをなくしていくにはどうしたらよいか。
                                など

 これらの意見から、
 今年度の理科担当者会でのテーマを

 「科学的探究心を育てる授業づくり」  としました。

 各校で、このテーマを意識しながら実践していくことを確認し、第2回、第3回の担当者会で協議および情報交換をしていくことに決まりました。
 また、「家庭学習の取り組み」 や 「学力テストに関して」の情報交換も適宜行っていくことも確認しました。


 その後、西部教育事務所の宮本指導主事から助言をいただきました。
【助言の要旨】
・公立高校の入試と学力テストとは、現時点ではかけ離れているが、今後、入試の問題も変わってくると考えられる。だから、単なる知識注入のみとなってはいけない。

・科学的リテラシーをみんなにつけさせるように授業を改善していく必要がある。

・「めあて」を授業の冒頭で提示し、授業の最後で振り返ることで、活用的な力が上がる傾向が強い。

・授業の中で「思考する」場面を設定していくことも、活用力を上げていくことにつながる。




 来年度の全国学力学習状況調査(全国学力テスト)では、理科も調査が行われます。そのこともふまえて、各校で実践を積み重ねていただければと思います。

2014年5月29日木曜日

第1回 中学校教科担当者会(数学)

5/27(火)に第1回中学校教科担当者会(数学)が開かれました。

 今年度初めての教科担当者会ということで、平成25年度の高知県学力定着状況調査の資料をもとに宿毛市全体の傾向を確認し、それに基づいて各校で取り組んでいく内容等について協議が進められました。

 その後、西部教育事務所の宮﨑指導主事から助言をいただきました。
【助言の要旨】
 ・公立高校の入試結果を見ると、二極化が進んでいる。
 
 ・平成27年度入試から、3月の試験となるため、出題範囲も広がると考えられる。

 ・生徒がつまづいている所がどこなのかを把握し、支援していく必要がある。

 ・これからの仕事は、課題対応能力やキャリアプランニング能力が必要な仕
 事が増えると予測されることから、そのような力を付けるための視点を持った
 指導が必要と考えられる。

 ・学習指導要領を参照し、つけたい力を確認しながら指導することが必要。



入試の事も話題に上りましたが、平成26年度の公立高校入試の分析が高知県教育委員会高等学校課のホームページにアップされていますので、指導の参考にしてみてはいかがでしょうか。


これから他教科の教科担当者会も開かれますが、よろしくお願いいたします。


2014年5月28日水曜日

宿毛市教育研究会 第1回研修 (社会科教育研究会)

5月23日(金)に 第1回目の宿毛市教育研究会研修が行われました。

社会科教育研究会では、

「宿毛の防災への取り組み(地震と津波)」というテーマで研修しました。


前半は、宿毛市危機管理課の大串一生さんの講話をお聴きしました。

  【講話のポイント】
・南海トラフ地震のゆれは、東日本大震災時よりも大きいと想定されている。

・自分を守るために
 「落ちてこない・倒れてこない場所を探す」「まず頭を守る」   ことが重要。

 ・50cmの津波でも人は倒れる。
(津波の速さ = 陸上近くでは37㎞/h程度 =100m金メダルのボルトと同じくらい)

 ・ゆれたらまず逃げる
= 自分を守ることが他者を守ることにつながる
    
 ・正しい知識を持つことが大事であり、(大丈夫)などの思い込みは危険を招く。

 ・現在、宿毛市でも備蓄倉庫や避難道を整備しているところだが、一時避難場所には今のところ食べ物等は備蓄していない。

 ・「想定外」の事も含めて、想定しておくことが大事。

 
 

研修の後半は、一時避難場所の見学でした。

左の写真の備蓄倉庫は、標高20.5mの高さに位置しているそうです。
 
備蓄倉庫の中


太陽光パネルがついていて、
暗くなるとライトが点灯する。










備蓄倉庫には、簡易トイレなどの避難時に必要な物が備蓄されていました。
今年度中に、サバイバルシートを備蓄する予定だそうです。




将来必ず起こる南海地震に備えて、少しずつ整備されていると感じるとともに、
「命を守る」ために必要なことを考えたり、日常的に訓練をしていくことの必要性を改めて感じた研修になりました。

2014年5月21日水曜日

第1回 道徳教育推進委員会が開かれました。

5月20日(火) 第1回の道徳教育推進委員会が開かれました。


今年度はじめての道徳教育推進委員会ということもあり、

前半は組織と活動計画の確認と今年度の研究テーマの検討をしました。


後半は、具同小学校の徳弘純一校長先生を講師にお招きし、

「これからの道徳教育~質のよい学校ぐるみの道徳教育に向けて~」と

題した講話をしていただきました。

まず、『道徳教育の充実に関する懇談会』の報告 を 参照されながら、

道徳の教科化の動きやそれに伴う課題について解説していただきました。

続いて、文科省の赤堀博之 調査官の資料を参照され、

組織的に道徳教育を推進していくことの必要性についてお話いただきました。


講話の後半は、

演習を交えながら、「道徳教育の全体計画の見直し」「年間指導計画の見直し」

について、配慮すべきポイントを解説していただきました。


徳弘 校長先生の講話をお聴きし、組織的かつ計画的に道徳教育を推進して

いかなければならないことが、とてもよく分かりました。


第2回・第3回の道徳教育推進委員会は、2学期になります。

宿毛小学校と東中学校での研究授業となりますので、よろしくお願いします。