2014年6月17日火曜日

第1回 中学校教科担当者会(国語)

6/13(金)に第1回中学校教科担当者会(国語)が開かれました。

まず、今年度の取り組みを考えるにあたって、各校の担当者の先生方から以下のような意見を出していただきました。

・書く力が弱い。テストなどでも分からなければ書かない生徒もいる。「これをやって何になるのですか?」と聴いてくる生徒もいる。
・高知県学力定着状況調査で2年の 9 の設問などは、「定着状況」を見る問いなのか疑問に思う。正解がないような設問ではないのか。
・無答率が宿毛市全体では、県よりも低い。無答率は「ねばり強さ」と相関関係があると思う。ねばり強さがある生徒は、問題も最後まで何とか解こうとする。
・書くこと、特に条件付けをされて書くことが弱い。
・自分のことばで表現することが苦手で、話せない生徒も多い。
・学年によって、差があり、二極化の傾向も見られる。図書室前に新聞を置くなど、新聞活用を進めているが、家で新聞を読まない生徒も多く、家族の中でも社会のできごとを話題にしない。そのためか、使える言葉が少ないと感じる。
・テストで、「抜き出す」と「まとめる」が区別できない生徒もいる。

以上のような意見を参考に、今年度は「書くこと」を重点的に実践していくことを確認しました。第2回の担当者会では、各校での実践資料を持ち寄り、情報交換をしていきます。



続いて、西部教育事務所の門田指導主事より助言をいただきました。助言の要旨は以下の通りです。
・今求められているのは、「根拠を明確にして書く」、「自分のものの見方や考え方を広くする」ことなどである。これは、国語科だけでなく、他教科や総合的な学習などと関連させながら、日常生活全般を通して育てていくものである。
・(国語科とキャリア教育の関連) キャリアの視点を意識して、実践することが大事である。資料としてつけている指導案の様式は、県下共通のものではないが、参考にしてキャリア教育の指導案を作成してほしい。指導案作成に関しては、まずは、教科の内容をしっかり書くことが大事、その上でキャリアの視点を入れていくという流れが適切だろう。
・(家庭学習について) 漢字の書き取り練習などの基礎的な宿題だけでなく、課題を与えて感想や考えを書かせてみるなどの取り組みも考えてみてはどうだろうか。




次回の国語担当者会は、11月の予定です。
また、よろしくお願いします。

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