2014年10月31日金曜日

第2回 中学校教科担当者会(理科)

10/27(月)に第2回中学校教科担当者会(理科)が開かれました。

第2回は、「科学的探求心を育てる授業づくり」と、「家庭学習」を柱に協議しました。


まず、各校での実践を発表していただきました。

主な内容
・学校近くでアサリを採取してきて、アサリの体のつくりを学習した。
・県版の学力テストにも出ていた電気領域の実験を実際に行ってみた。
・班で思考させるように授業を構成している。授業の流れとしては、
 仮説 → 実験または協議 → 全体で発表 という流れで行っている。
・いかに興味を持たせるかを重視して授業をしている。学び合い活動や
 PCの利用で意欲を引き出そうと考えている。
・キャリア教育の視点や生徒指導の視点を意識しながら授業を構成している。
・理科で学ぶ内容が生活につながっていることを感じられるように意識している。


以上の内容を踏まえて、協議を行いました。
電気領域などで活用している
ブラウン管テレビの部品(抵抗等)

主な意見
・領域によって好き嫌いがはっきりするが、他教科と関連させたり、生活との結びつきを感じさせることで、興味を持つ生徒もいる。
・生物領域は好きな生徒も多い。
・「なぜ理科嫌いになるのか?」をもっと考えていかなければいけない。
・実験などでは、一人に一役を担わせれば、責任感や達成感につながる。


次に「家庭学習」ついて協議を行いました。
他教科での宿題や自主学習(宿題)との兼ね合いに配慮されながら、各校では理科の課題を出しています。
課題の内容としては、授業の振り返りをさせるものが多く、「定着」を意識して課題を出されているようです。また、学習内容を図で描くことで「イメージ化」させ、理解を進めるように声かけをしているという学校もありました。

 
その後、西部教育事務所の宮本指導主事から助言をいただきました。
【助言の要旨】
・「理科嫌い」というのは、単なる「嫌い」ということではなく、「分からない」から好きとまでは言えないという状況ではないかと考えられる。多くの生徒は、「楽しい」と思っている。
・小学校の理科と中学校の理科の違いを考えていかなければいけない。中学校の理科では、より概念的な理解が必要である。
・家庭学習については、自主学習や他教科との兼ね合いもあり、難しいかもしれないが、定着していない生徒などに対して、「個別に」出すことも必要ではないか。
・学習習慣の定着を目的にして家庭学習をさせるようにすべき。
・宿毛市ではキャリア教育を推進されているが、各校で取り組まれているキャリアノートの活用をより深めていくとよいと思う。


 
3学期初めには、高知県学力定着状況調査が行われます。授業進度なども含めて計画的に指導していただければと思います。

第3回の理科担当者会は、1月に開催する予定です。

  

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