2013年12月10日火曜日

橋上中学校に夢先生(ユメセン)が来ました。

12月10日(火) 橋上中学校で「夢先生」事業が行われ、
「夢先生」として元Jリーガーの安永 聡太郎さんがいらっしゃいました。

この事業はJFAこころのプロジェクトの一環で、サッカーのJリーグやなでしこリーグの選手やOB・OG、サッカー以外の種目の選手やOB・OGを「夢先生」として小中学校に派遣して、「夢を持つことの大切さや」「仲間と協力することの大切さ」などを伝えていくものです。
(くわしくお知りになりたい方は→http://www.yumesen.jp/

まず体育館で「ゲームの時間」がありました。橋上中学校の生徒だけでなく、橋上小学校の児童も参加して楽しくゲーム(鬼ごっこやだるまさんがころんだなど)が行われていました。




続いて、教室で安永さんから「夢」についてのお話がありました。
まず安永さん自身の子どもの頃の話から始まり、自分の夢をいかに叶えたのかということを、笑いも交えながら熱く語ってくださいました。
成功体験だけでなく、挫折したことや自分のよくなかった点も率直に話してくださり、生徒にとってもより身近に感じられたのではないかと思います。最後には、安永さんの今の「夢」も語っていただきました。(数年後、安永さんが夢を叶えられることを期待しています。)

安永さんの話されたこと
・仲間を大事にしたり、思いやったりすることが重要。相手を思いやった言葉を掛け合えば、絆が生まれ、協力し合えるようになる。そういう絆を大事にしてほしい。
・やるかやらないかは自分しだい。やり続けることが大事。
・夢を叶えるためには、まず小さな目標を設定しそれを達成していくこと。そうすれば夢に近づいていく。
・他人に夢を笑われても気にするな。夢を持っているなら努力し続ければいい。けっして、自分が夢から逃げてはいけない。


生徒の皆さんも、安永さんの話を熱心に聴きながら、自分の夢や目標について一生懸命考えている様子でした。
そして、自分の夢を語ってくれた生徒もいましたが、自分の夢を叶えられるようにがんばってほしいと思いました。

2013年12月5日木曜日

宿毛市小・中学校人権作文発表会 & みんなで語ろう!私たちの有芽(夢)大きく、志高く

12月4日(水)に
宿毛市小・中学校人権作文発表会が開かれました。

あわせて、高知県教育の日「志・とさ学びの日」連携行事である
みんなで語ろう!私たちの有芽(夢)大きく、志高く」も開かれました。

宿毛市小・中学校人権作文発表会では、
小学生5名、中学生5名の児童生徒の人権作文発表がありました。
発表者の皆さんは、日常生活の中で感じたことや考えたことを、人に伝えようときちんと整理されていました。
また、人権課題に対して、真剣に向かい合い克服していこうとしている姿勢がよく分かる発表でした。

多くの人の前で発表することは、とても緊張されたと思いますが、よく発表されていました。お疲れ様でした。



休憩の後、「みんなで語ろう!私たちの有芽(夢)大きく、志高く」と題した意見交換会では、
中学生4名が 「自分の夢」を発表した後、中澤卓史高知県教育長と竹島晶代高知県教育委員のお二方と意見交換をしました。

中学生の皆さんは、堂々と自分の夢を語っていて、質問を受けても礼儀正しくていねいに答えられていました。
そのように受け答えがきちんとできる姿を見て、すばらしいと思うとともに、将来有望な生徒さんたちだと感じました。

今後いろいろなことを経験したり学んだりしながら、語られていた夢を実現されることを期待しています。




今回の行事には宿毛市内の小中学生も発表や意見交換を聴きに来られていましたが、真剣に発表を聴くことができていてとてもよかったと思います。

2013年12月3日火曜日

第2回 中学校教科担当者会

11月に 中学校の5教科の担当者会が行われました。
以下で各教科の協議の様子をお伝えします。


国語(11月5日)
『走れメロス』の授業実践について情報交換や協議をしました。

各校より
・心情の変化を図式化して板書。
・描写や表現の面白さに着目した授業。
・あらすじはワークシートなどで大まかに押さえる。
・発問によって、メロスが走る意味を捉えさせる。

西部教育事務所 中屋指導主事よ
・文学作品は道徳的な授業になりやすいので、分析的に読むことが必要。
・場面ごとの詳しい指導ではなく、より思考させることを重視すべき。




社会(11月1日)
各校からの実践報告をもとに、「意欲を引き出すために」「思考を深めるために」の2点について協議をしました。

各校より
・パワーポイントで教材づくり(クイズや教材提示)
・思考を深めるように発問に工夫
・日々の簡単な指導案(ねらい、発問、板書、授業反省など)の作成
・実物教材を使っての意欲を喚起
・入試に向けた5問テスト
・プリントにめあてをつける
・視聴覚教材を利用して意欲を喚起
・ノートの記述指導
・デジタル教科書の使用
意欲を引き出すために
・導入で実物教材や視聴覚資料を使うと効果的、ただ意欲を定着につなげる工夫が必要。
・電子黒板も有効だが、電子黒板を移動させることが困難。
思考を深めるために
・生徒は考えている。それを出させるためには雰囲気づくりが必要。
・今の中学生の情報収集力は長けているので、思考につなげられるとよい。
・生徒は否定されると発言しなくなるので、教師は生徒の考えを受け止める必要がある。

西部教育事務所 山本指導主事より
・資料活用の場面で資料を拡大することは、生徒の顔が上がるのでよい。
思考する場を設定し、つぶやきも含めて考えていることをどんどん出させる。




数学(11月11日)
「関数」の授業実践についての情報交換や協議をしました。

各校より
・じっくりと授業をしているが、定着が難しい。個人思考をした上で、班で意見交換をしているが、意見が出にくい面もある。
・1年の「比例」が定着していないと、2年以降につながらない。
・1、2年での積み上げができていないと感じる。3年で復習の時間を取る必要性がある。
・小学校との連携を図っているが、さらに連携をしていきたい。
・生徒が式やグラフ、表で表現したり説明できるように教師がコーディネートすべき。
・実験などの具体的作業から抽象思考へと移行できるように配慮している。
・他教科の分野(理科の加速度など)と関数の関連を話題に出したりしている。

西部教育事務所 宮﨑指導主事より
・授業の流れの中に「方法を説明しなさい」と入れて、思考をさせているのはよい。
・実験などをすることで、現象から関数関係を見出すことができて印象深いものになるが、時間がかかることもあり、たびたび実践することは難しいかもしれない。



理科(11月19日)
学習意欲を引き出す教材・資料についての情報交換や協議をしました。

各校より
・実験前後に実感体験ができるように配慮している。
・タブレットとTVを接続し、動画などを提示している。
・「科学の甲子園ジュニア」に参加した生徒は、理科への興味がアップした。
・iPhone や iPad で調べ学習をしたり、アプリを利用したりした。

西部教育事務所 宮本指導主事より
・テストには指導の結果があらわれる。結果を受けて、自身の指導を振り返ることも必要。
・興味付けと核心部分をどうつなげていくかが重要であり、最後には思考させなければならない。



英語(11月29日)
「書くこと」「意欲を引き出す教材」についての情報交換や協議をしました。

各校より
・授業の最初(5分~10分)にワーク問題のテストや単語テストを行っている。
・アンケートを取り、その結果を班ごとにまとめプレゼンテーションをした。
・自由に考えて書く活動を取り入れている。
・意欲を持たせる活動を取り入れると、進度が遅くなりがち。
・質問ジャンケンなどをしている。また、月ごとに質問プリントを作成して活動している。
・表現活動のプリントに「お助けワード」を付けてみたが、生徒が自主的に書こうとするようになった。
・スピーチは自分を表現できるし、評価してもらえるので、生徒は楽しいと感じている。
・書く活動では、[ I like animals so(but) ~ ] のように例文を提示し、「 ~ 」の部分を考えさせたりしている。
・教科での宿題は出していないが、自主学習で月200文を目標に書くように指導している。
・年間1800文を目標に家庭学習の課題を出している。単語をひたすら書くよりも、文章で書く方が効果が上がるように思う。

西部教育事務所 松本指導主事より
・各校に文科省作成のDVDが配布されているが、「書くこと」を題材にしたものもある。
・生徒に「何を身に付けさせるか」「どんな力をつけさせるか」という「単元ゴール」を教師が持っていなければいけない。
・活動は、単に意欲を持たせることだけを目的にするのではなく、単元ゴールや次時につながるように設定すべき。